愚を編む。居飛車メインで将棋の研究をしてマス 

このページの記事目次 (タグ: 先手中飛車 の検索結果)

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://farsidepapermoon.blog.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

先手中飛車「5筋位取り拒否」の研究2

   ↑  2016/08/05 (金)  カテゴリー: 将棋
  前回は中飛車に対し後手が穴熊にする作戦を検証した。今回は基本図から(2)△7七角成の方を研究してみる。▲同銀△6四銀▲3八銀△3二玉と進んで、先手は▲8八飛か▲5九飛か選ぶ事ができる。前者は菅井流と呼ばれる戦型で、角交換+向飛車という良くある形になる。ここでは▲5九飛型に絞って展開しようと思う。

 ▲5九飛には△4二銀と中央に構える。▲1六歩△1四歩の交換を入れて、先手にはいくつかの手段がある。まずは相手に一手指させてから速攻を狙う▲9六歩から。
▲9六歩△2二玉▲6六銀△3二金▲7七桂△4四歩▲7八金△4三銀▲6五銀
3536
 先手はこのまま駒組みを進めてると後手ばかり堅くなるので、流れを激しくしたい。しかし△5三銀▲5五歩△同歩▲同飛△5四歩▲5九飛△6四歩▲5六銀△5二金▲6六歩△7四歩▲6五歩△7五歩▲同歩△8六歩となると後手の反撃が間に合ってくる。攻め合いになると金銀の働きで後手に分があるだろう。△6四銀型にわかりやすい速攻は通用しない。

 ▲9六歩では思わしくなかった。その一手を陣形の整備に回す▲7八金はどうか。これには△7四歩が▲6六銀を牽制する機敏な手で、▲6六銀△8六歩▲同歩△同飛に▲8七歩と打つしかない(▲7七桂には△8九角が成立するため)。以下△8二飛▲7七桂△7三桂となると先手からは手の出しようが難しく、ただ後手の主張が通った形になる。
3837 
 よって▲6六歩と「歩越し銀には歩で対抗」する方が本筋になる。△4四歩▲6五歩△5三銀引▲5五歩△同歩▲同飛△5四歩▲5九飛まで進んで、一旦は駒組みに戻る。後手の懸念は▲4六角などのコビン攻めだが、将来的に飛車先が切れる形なので見た目ほどの迫力はなさそう。どちらかというと先手の方が気を遣うのではないだろうか。飛車先が先に切れている主張もあるので形勢は互角だろう。
 ちなみに、私なら右図で△4五歩と指してみたい。陣形の発展を許さないのと、▲3六歩を強制させる狙いだ。▲3七角には△9二飛で耐え、△4四銀右と繰り替えて押さえ込む狙い。3七の角を標的にしていくスタイルで、矢倉党ならわかりやすい局面ではないだろうか。

 ▲7八金は▲6六歩型なら互角の形勢になるようだ。だが、どうにも工夫が足らない感が否めない。そこで▲2六歩と銀冠を目指す手がある。
 ▲2六歩△2二玉▲3六歩△3二金▲2七銀△4四歩▲3八金△4三銀▲3七桂△5二金
 ▲2六歩は銀冠を目指すだけでなく、複数の狙いを秘めている。先手が攻めようとしなければ後手からは攻めることが難しいので陣形を発展させておくというのが一つ。そして薄い端を攻めるというのが二つだ。そして次の手こそ先手の真の狙い――▲6八角!
39 40
 初見ではまず驚くであろう自陣角だ。打つタイミングとしては△2四歩が入っていない時が望ましい。この角の狙いは△2四歩・△2三金型に組ませず、端を補強できない状態にして端攻めを確実にするというのが一つ。間接的に8筋を守り、▲6六銀のリスクも減らしている。そして△7四歩の牽制でもあり、▲4六角の覗きも水面下の狙いなのだ。

 この局面、既に後手は忙しい。▲1八香~▲1九飛の攻めを前に、反撃する手段がほとんどないからだ。となると後手は受けなければならない。初見ではあえて穴熊にして端攻めを受け止める作戦を選んだが、駒を渡されても反撃が乏しく惨敗となった。それから色々と考えてみた結果、△5三銀が最善なのではと考えている。
 一見、手損であり5筋の交換もされてしまう不思議な手だ。だがそれこそがこの銀の狙い。5筋の交換をさせることで手厚さを築き、反撃の種を作るのが目的なのだ。
 △5三銀▲5五歩△同歩▲同飛△7四歩▲5九飛△6四歩▲4六角△6三金
41 
 5筋を交換したらその間に後手の陣が発展する。5筋の歩をすぐ打たないのもポイントで、先手は飛車を動かしづらい。▲6六銀は△8六歩で、△7三桂からの活用も見込んでいる。これは△7四歩と△6四歩が突けたのが大きく、飛車の利きが消えれば△4五歩~△4四銀右と活用していく攻めもある。さっきとは見違えるような好形だ。
 先手は初志貫徹の▲1八香の方が勝る。それで潰れては話にならないが、△5三銀の効果はまだ終わらない。
 △5三銀▲1八香△4二銀▲1九飛△3三銀▲1五歩△同歩▲同香△1二歩▲1四歩△4二金右▲6六銀△3一玉
42 44
 右銀を玉に引きつけるのが受け。△3三銀型が端に強い構えで、△2四銀で攻めを止める狙いがある。それともう一つ、▲2五桂に△6四角の反撃を狙っているのだ。左図になると後手の堅陣が素晴らしい。端を攻めても仕方ないので▲5九飛とした場合、▲5九飛△8六歩▲同歩△8七角▲7七銀△6九角成▲同飛△5八金▲1九飛△6八金▲同銀△8六飛が想定手順。駒損なし、堅陣のままで飛車がさばけて後手ペースではないだろうか。

 結論に入ろう。5筋を狙って駒組みすると後手の形が活きやすく、先手が動きづらい形勢。▲6六歩と歩越し銀に目をつけるのは有力。しかし後手は盛り上がりを優先してどうか。
 そして端に目をつけた▲6八角の布陣が強敵である。これに対しては△5三銀と遊んでしまう銀を活用することで受けてみる。後手は駒効率が良く、反撃の手段が多いので指せるとみる。参考図のように進めば楽だが、先手の変化が読みづらい。今後深く掘り下げていきたいところだ。
スポンサーサイト

この記事に含まれるタグ : 将棋 5四歩・6四銀 先手中飛車 

(記事編集) http://farsidepapermoon.blog.fc2.com/blog-entry-8.html

2016/08/05 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

先手中飛車「5筋位取り拒否」の研究1

   ↑  2016/08/04 (木)  カテゴリー: 将棋
  初手▲5六歩――今では当たり前に見かける手となった。最近は後手石田流に対し左穴熊が押され気味という印象があるが、居飛車党としては相振りにするより飛車先を伸ばして勝ちたいものだ。というわけで今回は「5筋位取り拒否」に焦点を当ててみる。
 ▲5六歩△8四歩▲7六歩△8五歩▲7七角△5四歩▲5八飛△6二銀▲4八玉△4二玉▲3八玉△3四歩▲6八銀△5三銀▲2八玉……基本図
32 
 ▲5八飛で▲8八飛とする升田式向かい飛車もあり、有力だ。基本図からは(1)△4四歩か(2)△7七角成かで後手の作戦が分岐する。


 (1)△4四歩は穴熊にする狙い。5筋は交換されてしまうが、5三銀・4三金型に組めれば5筋が手厚いので問題ないという思想だ。素直に駒組みを進めると後手が満足なので、先手は積極的に動いていく必要がある。
△4四歩▲5五歩△同歩▲同飛△5四歩▲5九飛△5二金右▲3八銀△4三金▲5七銀△3二玉▲5六銀△3三角▲4六歩△2二玉……テーマ図1
3 
 先手の攻撃陣はほぼ完成。ここから▲4五歩の仕掛けが成立するタイミングを見ていく。まずテーマ図から▲4五歩にはどうするか?
 ▲4五歩△同歩▲3三角成△同桂▲5五歩△4二銀上▲5四歩△同金▲7七桂△3二金▲6五銀△5五歩▲5四銀△同銀▲7一角△7二飛▲4四角成△4三銀打▲2六馬△5三角▲同馬△同銀▲8三角△6二飛▲6五桂△4二銀▲6二金△同飛▲同馬△6五銀▲8一馬△5六歩
2 
 長くなってしまったが、大事な変化なので盤に並べて欲しい。▲4五歩~▲5五歩は中飛車の常套手段。これに対して△4二銀上が先手の猛攻を防ぐ大切な構え。△5三角は▲3六馬が気になるが、△7四歩と桂頭を攻めれば飛車角が活き、馬が遊ぶ。ほぼ必然の進行となり、結果図では形勢は互角。先手は駒得だが△5五角などが厳しく、手厚い後手陣を崩すターンが回ってくるか。

 この変化に自信がなければ、テーマ図1で▲1六歩と待つ手は考えられる。これには△3二金が最善の待ち方で、ここで▲4五歩はどうなるか。
 ▲1六歩△3二金▲4五歩△同歩▲3三角成△同桂▲5五歩△4二銀上▲5四歩△同金▲7七桂△6四歩
0 
 今度は一手遅いので△6四歩と銀ぶつけを消すことができる。こうなると先手が攻めるのは難しそうだ。今度は▲3七桂を足して攻めてみる。
  △3二金▲3六歩△1二香▲3七桂△1一玉▲4五歩
3433
 △2二銀の前に仕掛けたいのだが、これには厳しい反撃があった。
△8六歩▲同歩△4五歩▲同銀△7七角成▲同桂△4四歩▲5六銀△8六飛▲7八金△3五歩……と進めて、後手有利。
 このように、ただ▲3七桂では桂頭を攻める反撃があって上手くいかない。だが▲5二金左から固めると△2二銀~△6四歩とされて、先手の5六の銀が遊ぶ展開になってしまう。悠長にしていると△7三桂の攻めが厳しく、既に先手が苦しい。

 結論としては△2二玉の瞬間に仕掛けるのが最も効果的で、手待ちはするだけ後手の得になりやすいようだ。ただお互い不安定な形なので、良い手一つでひっくり返ってもおかしくないだろう。△4四歩穴熊」は十分有力、ということで今回の話を締めさせていただく。

この記事に含まれるタグ : 将棋 先手中飛車 居飛車穴熊 5四歩・6四銀 

(記事編集) http://farsidepapermoon.blog.fc2.com/blog-entry-7.html

2016/08/04 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
申し訳ありません。 お探しの記事は現在、この ユーザータグ (Keyword) を設定していない可能性があります。 右の検索BOXで 再度用語を短めに入力していただくと記事が見つかる場合があります。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。