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塚田流「角換わり△6五同桂革命」の研究1

   ↑  2016/07/10 (日)  カテゴリー: 将棋
 後手角換わりは木村定跡以降、様々な工夫を強いられることとなった。7三歩型、6五歩型から始まり、一手損角換わりが台頭。その舞台にまた新風が吹く――塚田流「端歩不突き」だ。
 この作戦、恐ろしいことに端を一切からめずとも仕掛けが成功するという特徴がある。角換わりの歴史は木村定跡以後、端でどう成功するかが焦点であったのにこれが成立しては何をしていたのかわかった物ではない。
(将棋世界8月号の付録「塚田流角換わり△6五同桂革命」で、塚田先生は「とりあえず革命は起こした」とコメントしている。投げやりすぎやしないだろうか……)
 端歩不突きだ何だと言ったが、後手の狙いはわかりやすい。先手が桂を跳ねたら即座に桂頭を攻めるだけだ。次の局面を見てほしい。
1.png 
 ここで△6五歩と仕掛けてしまうのが本作戦。▲同歩△同桂▲6六銀△3五歩が狙いの一手で、左辺で桂損はするものの飛車を攻めているので釣り合いは取れ……ているんじゃない? というわけだ。そりゃ攻めるのが3筋なのだから端は関係ないのである。乱暴すぎないか。
 △3五歩▲2四歩△同歩▲6五銀直△同銀▲同銀△3六歩▲4五桂△同歩▲3四歩まではほぼ一直線に進む。▲4四桂や▲5五角は見えるが、△3四同銀が正着だ。先手は歩切れになる上、後手からは△3七歩成が切り札である。先手は△6六桂を嫌って角を打つことになるが、▲5五角は△6二飛で望み薄、▲1一角成で香は取れるが△3三角の合わせが手強い。
2.png 
 先手は困惑することになる。というかこれほどシンプルで良いなんて事実、後手からしても困惑である。結局▲3七桂は危険ということで、代わりに▲9五歩と端を伸ばすようになる。桂を跳ねてくれないと仕方ないので△8八玉などで待機するのが一例。先手としても右桂は跳ねないと攻めようがないので、▲6七金右と備えるところだろう。前述の付録では▲6七金右△3三銀▲3七桂△4二金右▲8八玉△6五歩と仕掛ける順が解説されていて、先手は2五歩を決めずに対抗することになる。あれこれと研究してみても、後手が悪くなるということはなさそうだ。

 ここまでくれば当然の発想だが、「これ先手でも出来るんじゃない?」というわけで次の局面が考えられる。
3.png 
 ……先からの流れで言えば、後手は△7三桂と跳ねづらいということになる。△3三銀▲4八飛は端の交換がある場合の代表的な進行だが、これは端を突いていない事がデメリットになりそう。というか「桂頭を攻める」ならともかく、やはり玉頭から崩すなら端も仕掛けないと攻めるのは難しいんじゃないだろうか。あるいは桂馬を先に跳ねた者勝ち、という可能性もある。今後は如何に早く桂馬を跳ね相手はどう咎めるかという駆け引きになる……のかも?

 さて、私がこの「端歩不突き」を見て、真っ先に考えたのは「△4二飛作戦」との合成だ。「△4二飛作戦」とは『これからの角換わり腰掛け銀(マイナビ)』という本で解説されているので手元の本で確認していただきたい(という購買要求)。それを踏まえて次の図だ。
4.png 
 見ればわかる通り、後手は△5二金を保留することになる。この△7三桂は先手より桂を早く跳ねる意味もあるが、この場合は▲2五歩△3三銀▲3七桂が成立する(△6五歩▲同歩△同桂▲6六銀△3五歩▲6四角で、△8一飛とできない)。
 そこで仕掛けを見送って△4二飛というのが私の考えた対策だ。△4二飛作戦の弱点は▲4八飛から攻められてしまうところだが、前述した通り2~4筋から仕掛けてくるなら▲1六歩がないのは大きなアドバンテージ。そして先手から後手の桂頭を攻めるのは飛車がズレているのでお門違いだ。
 我ながら優秀そうな対策だとは思ったが、なにしろ△4二飛作戦をほとんど採用したことがないので研究は長引きそうである。今後とも研究を続けていきたいところだ。
5.png 
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